消化器内科このページを印刷する - 消化器内科

特徴

当院の消化器科では消化管(食道、胃・十二指腸、大腸)、肝臓、胆道(胆嚢、胆管)、膵臓の一般的な疾患について、上下部消化管内視鏡検査、腹部超音波検査やCT・MRI検査による各種疾患の診断および治療を実施しています。特に肝細胞癌に対する局所治療(ラジオ波焼灼療法)を得意としています。専門的な治療が必要になる疾患については、千葉大学医学部附属病院をはじめとした提携医療機関への紹介を行います。 消化器疾患の一つとして、特に近年ではメタボリックシンドロームの罹患率の上昇に伴い、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の患者数が上昇していることが問題視されています。NAFLDとはアルコールを除く様々な要因で引き起こされる脂肪肝のことを指し、その患者さんの多くが肥満・糖尿病・脂質異常症・高血圧を伴っており、メタボリックシンドロームにおける肝臓病と考えられています。このNAFLDには少量の飲酒をしている患者さんも含まれます。NAFLDで特に問題となるのが、10~20%の人が非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と呼ばれる慢性肝炎を発症し、その結果肝硬変に進展する可能性があることです。 そのため、脂肪肝の適切な評価とフォローアップは大変重要と考えられており、当科でも特に重視している疾患の一つです。一度精査を希望される場合は、消化器科をぜひご受診ください。

担当医

消化器科医師 大池 翼