小児科
小児科の診療内容および特徴
1) 千葉東病院小児科は小児腎臓病を専門的に診療しており、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、先天性腎尿路異常、その他の腎尿路疾患の診断・治療をおこない、学校検尿、3歳・幼児検尿での尿異常者の千葉市及びその周辺地域の精密検診指定機関となっています。千葉市周辺のみでなく、千葉県内の他医療機関からのご紹介も多く、千葉県一の小児腎臓病の患者数を診療しています。慢性糸球体腎炎(特にIgA腎症、紫斑病性腎炎、膜性腎症、膜性増殖性腎炎、半月体形成性腎炎、膠原病関連腎炎など)、ネフローゼ症候群は優秀な治療成績を挙げており、エビデンスに基づいた最新の治療と経験的治療を融合させ、お子さんの将来に不利益とならない治療を目標としています。また腎不全医療としては、透析センターが併設され、血液透析、血漿交換、腹膜透析(CAPD)が可能です。
2) 夜尿症、起立性調節障害(午前中の立ちくらみや気分不快、朝起きられないなど)、頭痛・腹痛など、小児の自律神経系の疾患の診療も行っています。 当院隣接の県立仁戸名特別支援学校と連携し、不登校にも対応しています。
3) 一般外来(感冒や気管支炎、気管支喘息など):火・水・金曜日午前中のみの診療、発熱外来も随時行っています。
4) 重症心身障害児者病棟120名を受け持ち、短期入所、一般病棟でのレスパイト入院も行っています。
2) 夜尿症、起立性調節障害(午前中の立ちくらみや気分不快、朝起きられないなど)、頭痛・腹痛など、小児の自律神経系の疾患の診療も行っています。 当院隣接の県立仁戸名特別支援学校と連携し、不登校にも対応しています。
3) 一般外来(感冒や気管支炎、気管支喘息など):火・水・金曜日午前中のみの診療、発熱外来も随時行っています。
4) 重症心身障害児者病棟120名を受け持ち、短期入所、一般病棟でのレスパイト入院も行っています。
担当医
診療部長・療育センター長 金本勝義
◆(小児腎疾患、膠原病)
◆医学博士(筑波大学)
◆日本小児科学会専門医・指導医
◆日本腎臓学会専門医・指導医
◆関東小児腎臓研究会運営委員
◆千葉市学校腎疾患対策委員会長
◆千葉県高校検尿判定委員
◆日本小児腎臓病学会代議員
◆日本腎臓学会学術評議員
◆臨床研修指導医
◆国際医療福祉大学医学部・淑徳大学看護栄養学部非常勤講師
医長 鵜野裕一
◆(小児腎疾患、重症心身障害)
◆日本小児科学会専門医・指導医
◆日本腎臓学会専門医
◆臨床研修指導医
◆淑徳大学看護栄養学部非常勤講師
医員 升田真依
◆(小児腎疾患、重症心身障害)
◆日本小児科学会専門医
◆日本腎臓学会専門医
医員 大竹結衣
◆(小児腎疾患、小児科一般)
◆日本小児科学会専門医
◆日本腎臓学会専門医
医員 小林雅代
◆(小児腎疾患、重症心身障害)
◆日本小児科学会専門医
◆日本腎臓学会専門医
外来非常勤医 松村千恵子
◆(小児腎疾患、膠原病)
◆医学博士(筑波大学)
◆日本小児科学会専門医・指導医
◆日本腎臓学会専門医・指導医
◆関東小児腎臓研究会運営委員
◆千葉市学校腎疾患対策委員会長
◆千葉県高校検尿判定委員
◆日本小児腎臓病学会代議員
◆日本腎臓学会学術評議員
◆臨床研修指導医
◆国際医療福祉大学医学部・淑徳大学看護栄養学部非常勤講師
医長 鵜野裕一
◆(小児腎疾患、重症心身障害)
◆日本小児科学会専門医・指導医
◆日本腎臓学会専門医
◆臨床研修指導医
◆淑徳大学看護栄養学部非常勤講師
医員 升田真依
◆(小児腎疾患、重症心身障害)
◆日本小児科学会専門医
◆日本腎臓学会専門医
医員 大竹結衣
◆(小児腎疾患、小児科一般)
◆日本小児科学会専門医
◆日本腎臓学会専門医
医員 小林雅代
◆(小児腎疾患、重症心身障害)
◆日本小児科学会専門医
◆日本腎臓学会専門医
外来非常勤医 松村千恵子
小児科の主な疾患について
当科では、下記のような疾患を診療しています。小児腎臓病の治療は長年の経験を生かした治療とEBM(根拠に基づいた治療)を取り入れながら行っています。
◆ネフローゼ症候群:ステロイド、免疫抑制剤の治療を行います。ステロイドの副作用に注意しながら慎重に行います。難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ治療も行っています。
◆慢性腎炎:IgA腎症、膜性腎症、紫斑病性腎炎、膜性増殖性腎炎、遺伝性腎炎など、診断に必要な腎生検は年間約60例と、全国的にも数多く施行(県内一多い)し、専門の腎病理医による迅速な診断が可能です。病状と腎組織所見を考慮し、最適な治療を行います。
◆急性腎炎:安静にて軽快することが多いですが、一部には回復が遅れて慢性腎炎に移行するものもあり、腎生検を行い治療します。
◆膠原病:ループス腎炎やANCA関連腎炎が代表的で、ステロイド、免疫抑制剤治療を行います。
◆腎不全:生まれつき腎尿路に問題がある場合が原因として最も多く、腹膜透析または血液透析を行います。腎移植が必要な症例は他院と相談して行います。
◆先天性腎尿路異常:検尿異常をきっかけに超音波検査などで発見されることが多いです。何種類かの画像検査で確定診断します。
◆学童~高校生で長期入院が必要なお子さんには隣接する県立仁戸名特別支援学校があり、入院しながらの学校生活が可能です。
◆ネフローゼ症候群:ステロイド、免疫抑制剤の治療を行います。ステロイドの副作用に注意しながら慎重に行います。難治性ネフローゼ症候群に対するリツキシマブ治療も行っています。
◆慢性腎炎:IgA腎症、膜性腎症、紫斑病性腎炎、膜性増殖性腎炎、遺伝性腎炎など、診断に必要な腎生検は年間約60例と、全国的にも数多く施行(県内一多い)し、専門の腎病理医による迅速な診断が可能です。病状と腎組織所見を考慮し、最適な治療を行います。
◆急性腎炎:安静にて軽快することが多いですが、一部には回復が遅れて慢性腎炎に移行するものもあり、腎生検を行い治療します。
◆膠原病:ループス腎炎やANCA関連腎炎が代表的で、ステロイド、免疫抑制剤治療を行います。
◆腎不全:生まれつき腎尿路に問題がある場合が原因として最も多く、腹膜透析または血液透析を行います。腎移植が必要な症例は他院と相談して行います。
◆先天性腎尿路異常:検尿異常をきっかけに超音波検査などで発見されることが多いです。何種類かの画像検査で確定診断します。
◆学童~高校生で長期入院が必要なお子さんには隣接する県立仁戸名特別支援学校があり、入院しながらの学校生活が可能です。
小児科診療実績
【2022年度 小児科診療実績】
2022年度 入院実績 | 2022年度 腎生検例 | |||
(重複含む) | ||||
疾患名 | 疾患名 | 初回 | 追跡 | |
ネフローゼ症候群(初発) | 11例 | IgA腎症(non-IgA腎症含む) | 16例 | 7例 |
うち、ステロイド感受性 | 8例 | 紫斑病性腎炎 | 2例 | 7例 |
ステロイド抵抗性 | 3例 | 微小変化型ネフローゼ症候群 | 4例 | 2例 |
ネフローゼ症候群(再発または生検) うち、リツキシマブ投与6例 |
25例 | 巣状分節性糸球体硬化症 | 1例 | |
IgA腎症(初回、non-IgA腎症含む) | 16例 | 膜性腎症 | 1例 | |
IgA腎症(追加治療または生検) うち、扁桃腺摘出+パルス療法4例 |
7例 | 膜性増殖性腎炎(C3腎症含む) | 1例 | |
菲薄基底膜症候群 | 6例 | 尿細管間質性腎炎 | 1例 | |
紫斑病性腎炎 | 10例 | Alport症候群 | 1例 | |
膜性腎症 | 1例 | ANCA関連 or 抗GBM型腎炎 | 1例 | |
膜性増殖性腎炎(C3腎症含む) | 2例 | 菲薄基底膜症候群・その他 | 12例 | |
ループス腎炎 | 3例 | ループス腎炎 | 3例 | |
巣状分節性糸球体硬化症 | 2例 | 合計 | 59例 | |
ANCA関連腎炎、抗GBM抗体腎炎 その他の腎炎(Alport症候群含む) |
1例 2例 |
|||
慢性腎不全 | 2例 | |||
先天性腎奇形(膀胱尿管逆流症含む) | 4例 | |||
尿細管間質性腎炎ぶどう膜炎 | 1例 | |||
起立性調節障害 | 3例 | |||
高血圧 | 1例 | |||
成長ホルモン分泌不全性低身長症 | 1例 |