包括的同意
診療に伴い発生する試料を医学研究へ利用することについての同意(包括的同意)に関するお願い
1.はじめに
当院は政府の国立病院・療養所の再編成計画に伴い、国立佐倉病院と国立療養所千葉東病院は平成16年3月1日、新たに国立千葉東病院(千葉市中央区仁戸名)として発足、さらに4月1日からは独立行政法人に移行し、名称を独立行政法人国立病院機構千葉東病院としてスタートしました。腎疾患に関する高度で先駆的な医療を行うと同時に、医療関係者に対する教育研修、医療情報の発信等を含め、高度専門医療施設(準ナショナルセンター)としての役割を果たします。また、神経・筋疾患、呼吸器疾患、重症心身障害等の専門的医療を行います。
このための機能強化を図り先駆的、専門的医療を行っています。
このための機能強化を図り先駆的、専門的医療を行っています。
2.診療に伴い発生する試料等について
あなたが国立病院機構千葉東病院で診療を受けられますと、あなたの病気やあなた自身に関するいろいろな検査試料や診療情報が集められます。それらの主なものは、記録情報と残余検体になります。
記録情報:病歴(カルテ)、CTやMRI等の医用画像、検査値等
残余検体:血液・尿等の検査試料、病理診断用の組織や細胞等の病理試料等
以下、これらを「診療に伴い発生する試料等」と総称することとします。
記録情報:病歴(カルテ)、CTやMRI等の医用画像、検査値等
残余検体:血液・尿等の検査試料、病理診断用の組織や細胞等の病理試料等
以下、これらを「診療に伴い発生する試料等」と総称することとします。
3.診療に伴い発生する試料等の利用について
診療に伴い発生する試料等はあなたの診療に必要なものとして採取・保管されますが、その後の診療上不必要となった場合でも医学研究のための大切な試料となることがあります。これらの試料は病気の診断・治療を研究する目的で利用されます。
4.包括的同意について
包括的同意とは、診療上発生する試料等について将来の医学研究に利用することをあらかじめ同意していただくことです。なお、医学研究の内容については、国立病院機構千葉東病院倫理審査委員会で十分に審議されます。これにより承認された範囲で、患者さんの不同意の意思表示がない場合にはその試料等を医学研究に使用させていただきます。また、現在通院されております患者さんについても、過去のものを含めた試料等を医学研究に使用させていただきます。
また患者さんへの謝礼はありません。
また患者さんへの謝礼はありません。
5.自由意思による参加・不参加の自由と同意撤回の自由について
研究への試料等の提供は自由意思によりますが、原則として、不同意の意思表示がない場合には同意があったとみなし、試料等を医学研究に使用させていただきます。不同意の場合や同意を撤回する場合には、いつでも企画課医事に設置しております「試料等の研究目的利用に関する不同意書」に必要事項をご記入のうえ、企画課医事にご提出してください。なお、不同意の場合においても、診療に一切不利益を与えることはありません。
6.個人情報の保護について
これらの試料等を医学研究のために利用する際には、個人情報との照らし合わせが必要になることがあります。ただし、これらの試料等が医学研究のために利用される場合、試料等は匿名化して取り扱われるので、個人情報が外部に漏れることはありません。またこれらの試料等を利用した医学研究によって得られた成果等が、学術集会や科学専門誌で発表される場合でも個人が特定されることはありません。
問い合わせ先
●この文書に対する疑問や質問等がございましたら、下記の連絡先までお問い合わせください。
【問い合わせ先】
国立病院機構千葉東病院
企画課医事
千葉市中央区仁戸名町673
電話 043-261-5171
FAX 043-268-2613
【問い合わせ先】
国立病院機構千葉東病院
企画課医事
千葉市中央区仁戸名町673
電話 043-261-5171
FAX 043-268-2613
包括的同意による臨床研究一覧
千葉東病院 包括的同意による臨床研究一覧
年度-受付番号(公開文書) | 課題名及び概要 | 職名 | 氏名 | 判定年月日 | 研究期間 (終了) |
27-15 | 千葉県における腎疾患動態把握のための他施設共同調査 | 診療部長 | 今澤 俊之 | H27.10.21 | H29.3.31 |
27-38 | 関節リウマチ治療の変化とそのアウトカムに関する研究 | リウマチ・アレルギーセンター部長 | 松村 竜太郎 | H28.2.5 | H29.4.30 |
28-1 | 糖尿病性腎症におけるミトコンドリア機能蛋白の発現解析 | 診療部長 | 今澤俊之 | H28.4.13 | H30.3.31 |
28-8 | 腎生検標本を用いた定量的計測の実施 | 診療部長 | 今澤俊之 | H28.6.21 | H31.3.31 |
28-14 | 結核患者の褥瘡治療期間に影響を及ぼす原因 | 形成外科医長 | 千明 信一 | H28.9.8 | H30.3.31 |
27-NHOネットワーク共同研究 | 多面的管理達成者の糖尿病腎症予後改善効果を予測でいる非侵略的指標の確立(DNrem) | 副院長 | 西村 元伸 | H27.12.22 | H29.3.31 |
29-1 | 脊髄小脳変性症を対象とした疫学研究 | 神経変性疾患研究室長 | 磯瀬 沙希里 | H29.5.10 | R4.3.31 |
29-3 | 筋萎縮性側索硬化症におけるエダラボン治療における観察研究 | 神経変性疾患研究室長 | 磯瀬 沙希里 | H29.5.10 | H30.12.31 |
30-20 (参加施設) |
ミトコンドリア病関連腎疾患の全国調査 | 診療部長 | 今澤 俊之 | H30.2.28 | R4.3.31 |
30-14 | 糖尿病性腎臓病症例の腎生検腎組織残余検体を用いた免疫染色およびトランスクリプトーム解析 -糖尿病性腎臓病の結節病変の病態解明に向けて- | 診療部長 | 今澤 俊之 | H30.11.1 | R3.3.31 |
29-18 | 神経変性疾患の病理学的バイオマーカーに関する研究 | 脳神経内科医長 | 武田 貴裕 | H30.1.5 | R10.3.31 |
R1-11 | 低出生体重関連腎症の腎生検腎組織残余検体を用いたエピジェネティクト解析および免疫染色解析 | 診療部長 | 今澤 俊之 | R1.11.14 | R5.3.31 |
R1-18 | IgA腎症における再生検時の糸球体C3沈着と予後の検討 | 診療部長 | 今澤 俊之 | R2.3.16 | R5.3.31 |
R1-19 | 腎生検でポトサイドにzebra bodyを認めた非Fabry病の4例についての検討 | 診療部長 | 今澤 俊之 | R2.3.30 | R5.3.31 |
R1-10 | 腎代謝療法選択外来に見る高齢者腹膜透析の課題 | 診療部長 | 今澤 俊之 | R2.1.27 | R5.3.31 |
R2-2 | ファビピラビル等の抗ウイルス薬が投与されたCOVID-19患者の背景因子と治療効果の検討(観察研究) | 臨床研究部長 | 圷 尚武 | R2.5.13 | R2.12.31 |
R2-3 | COVID-19に関するレジストリ研究(COVID-19 REGISTRY) | 臨床研究部長 | 圷 尚武 | R2.5.13 | R5.1.31 |
R2-5 | 新型コロナ感染症(COVID19)患者の病態解明と適切な管理法の確立 | リウマチ・アレルギー科医長 | 中澤 卓也 | R2.5.25 | R2.9 |
R2-6 | 神経疾患における神経病理の包括的検体探索研究 | 脳神経内科医長 | 武田 貴裕 | R2.6.9 | R10.3 |
R2-8 | オーダリング及びカルテの記載内容に基づく千葉東病院における生物学的製剤の使用状況の実態調査 | 薬剤部長 | 岡本 秀樹 | R2.6.30 | R4.3 |
R2-9 | リウマチ・膠原病における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)レジストリ"Rheumatology COVID-19 Registry"を利用した他施設共同観察研究 | リウマチ・アレルギーセンター部長 | 松村 竜太郎 | R2.6.11 | R5.4 |
R2-15 | 急速に進行する遠位尿細管嚢胞性疾患の腎生検腎組織残余検体を用いた遺伝子発現解析および免疫染色 | 診療部長 | 今澤 俊之 | R2.8.31 | R5.3 |
R2-22 | 膵腎同時移植における長期待機の影響 | 臨床研究部長 | 圷 尚武 | R2.10.30 | R3.4 |
R2-26 | 関節リウマチ患者におけるQFT-PlusとT-スポット検査の追跡調査 | リウマチ・アレルギーセンター部長 | 松村 竜太郎 | R2.1.8 | R3.12 |
R2-28 | 全身性エリテマトーデス治療の変化とそのアウトカムに関する研究II | リウマチ・アレルギーセンター部長 | 松村 竜太郎 | R2.2.5 | R4.3 |
R2-29 | 関節リウマチ治療の変化とそのアウトカムに関する研究II | リウマチ・アレルギーセンター部長 | 松村 竜太郎 | R2.2.5 | R4.3 |
R2-30 | ラインブロット法による筋炎、間質性肺炎関連自己抗体の変動 | リウマチ・アレルギー科医師 | 二見 秀一 | R2.2.24 | R4.3 |
R2-35 | 神経変性疾患における下肢深部静脈血栓症の発症頻度とその要因の検討(変更) | 脳神経内科医長 | 武田 貴裕 | R3.3.29 | R5.3.31 |
R3-1 | 日本膜性増殖性糸球体腎炎 / C3腎症コホート研究(変更) | 統括診療部長 | 今澤 俊之 | R3.4.26 | R14.1.30 |
R3-2 | 神経変性疾患の病理学的バイオマーカーに関する研究(変更) | 脳神経内科医長 | 武田 貴裕 | R3.4.26 | R10.3.31 |
R3-5 | 高齢化する障害者の歯科疾患に関する実態調査 | 歯科医長 | 大塚 義顕 | R3.7.1 | R5.3.31 |
R3-8 | 我が国における1型糖尿病の実態の解析に基づく適正治療の開発に関する研究 | 診療部長 | 関 直人 | R3.9.15 | R4.3.31 |
R3-12 | ネフローゼレベルの尿蛋白を呈する膜性腎症と非膜性腎症の支持療法下における尿蛋白減少量の比較 | 統括診療部長 | 今澤 俊之 | R4.3.1 | R5.3.31 |
R4-2 | 標準化腎生検組織評価法の確立 | 統括診療部長 | 今澤 俊之 | R4.5.31 | R9.4.30 |
R4-3 | リウマチ性多発筋痛症とそのアウトカムに関する研究 | リウマチ・アレルギーセンター長 | 中澤 卓也 | R4.12.2 | R7.3.31 |
R4-6 | 急速に進行する遠位尿細管嚢胞性疾患の腎生検腎組織残余検体を用いた遺伝子発現解析および免疫染色 | 統括診療部長 | 今澤 俊之 | R5.1.19 | R10.3.31 |
R4-7 | 低出生体重関連腎症の病態解明へ向けた腎生検残余検体を用いたエピジェネティクス解析および免疫染色解析 | 統括診療部長 | 今澤 俊之 | R5.1.19 | R8.3.31 |
R4-9 | 神経疾患における神経病理の包括的検体探索研究 | 脳神経内科医長 | 武田 貴裕 | R5.3.8 | R7.3.31 |
R4-10 | 神経障害性疼痛の病態機序に関する電気生理学的検討 | 神経変性疾患研究室長 | 磯瀬 沙希里 | R5.3.30 | R10.3.31 |
R5-3 | 神経変性疾患の病理学的バイオマーカーに関する研究(変更申請) | 脳神経内科医長 | 武田 貴裕 | R5.11.8 | R10.3.31 |
R5-10 | 神経変性疾患の病理学的バイオマーカーに関する研究(変更申請) | 脳神経内科医長 | 武田 貴裕 | R6.3.1 | R10.3.31 |
R5-11 | 神経変性疾患の病理学的バイオマーカーに関する研究(変更申請) | 統括診療部長 | 今澤 俊之 | R6.3.18 | R10.3.31 |