リウマチ・アレルギー科 大矢医師の免疫制御に関する論文が国際誌(Journal of Immunology)に掲載され、雑誌の表紙に採択されました。
2024年7月24日掲載
リウマチ・アレルギー科 大矢医師の免疫制御に関する論文が国際誌(Journal of Immunology)に掲載され、
雑誌の表紙に採択されました。
Volume 212 Issue 12 | The Journal of Immunology | American Association of Immunologists (aai.org)
雑誌の表紙に採択されました。
Volume 212 Issue 12 | The Journal of Immunology | American Association of Immunologists (aai.org)
詳細URL:https://journals.aai.org/jimmunol/article-abstract/212/12/1891/266854/Polyclonally-Derived-Alloantigen-Specific-T?redirectedFrom=fulltext
免疫抑制療法は多くの自己免疫疾患や臓器移植後の患者さんに必要な治療法です。しかし、どの薬剤も抗原特異性がないため、細菌、ウイルス感染、発癌のリスクにさらされながら長い治療を受け続けているのが現状です。今回、大矢医師らの研究により、病原抗原に起因する不要な免疫応答のみを抑え、生体にとって大事な免疫応答は維持できるような治療法の可能性が見出されました。狙った標的だけを攻撃する、という意味の「Target-Specific」な免疫抑制を発揮したとタイトルに示されています。将来の自己免疫、移植医療の扉をひらく大きな一歩となるかもしれません。掲載号(Vol.212-12)の表紙を飾る論文に選ばれ世界に発信されました。
Polyclonally Derived Alloantigen-Specific T Regulatory Cells Exhibit Target-Specific Suppression and Capture MHC Class II from Dendritic Cells
Yoshihiro Oya, Yasuyo Tanaka , Takuya Nakazawa , Ryutaro Matsumura , Deborah D Glass , Hiroshi Nakajima , Ethan M Shevach
J Immunol. 2024 Jun 15;212(12):1891-1903. doi: 10.4049/jimmunol.2300780.
免疫抑制療法は多くの自己免疫疾患や臓器移植後の患者さんに必要な治療法です。しかし、どの薬剤も抗原特異性がないため、細菌、ウイルス感染、発癌のリスクにさらされながら長い治療を受け続けているのが現状です。今回、大矢医師らの研究により、病原抗原に起因する不要な免疫応答のみを抑え、生体にとって大事な免疫応答は維持できるような治療法の可能性が見出されました。狙った標的だけを攻撃する、という意味の「Target-Specific」な免疫抑制を発揮したとタイトルに示されています。将来の自己免疫、移植医療の扉をひらく大きな一歩となるかもしれません。掲載号(Vol.212-12)の表紙を飾る論文に選ばれ世界に発信されました。
Polyclonally Derived Alloantigen-Specific T Regulatory Cells Exhibit Target-Specific Suppression and Capture MHC Class II from Dendritic Cells
Yoshihiro Oya, Yasuyo Tanaka , Takuya Nakazawa , Ryutaro Matsumura , Deborah D Glass , Hiroshi Nakajima , Ethan M Shevach
J Immunol. 2024 Jun 15;212(12):1891-1903. doi: 10.4049/jimmunol.2300780.