腎臓内科 川口医師の腎移植に関する論文が国際誌(J Nephrol)に掲載されました。
2021年7月29日掲載
当院腎臓内科 川口医師が、日本透析医学会(JSDT)のレジストリ(JRDR)を用い、日本の透析患者22万人を対象とした観察研究結果を国際誌に報告しました。この研究で、腎移植後に再導入となった透析症例は、過去に腎移植を行っていない透析症例と比べ、心血管イベントのリスクが有意に低いことが明らかとしました。この結果は、腎不全症例の治療として、仮に透析再導入となっても、腎移植が優れた腎不全治療である可能性を示す点で新規性があり、患者さんにも還元されていく臨床的にも有益な研究です。
Association of kidney transplantation with mortality on hemodialysis after graft failure.
Kawaguchi T, Hamano T, Masakane I, Wada A, Okada E, Kadomura M, Imasawa T.
J Nephrol. 2021;34:521-530.
Association of kidney transplantation with mortality on hemodialysis after graft failure.
Kawaguchi T, Hamano T, Masakane I, Wada A, Okada E, Kadomura M, Imasawa T.
J Nephrol. 2021;34:521-530.