小児科医師募集
2023年5月10日掲載
小児科の診療内容および特徴
1)千葉東病院小児科は小児腎臓病を専門的に診療しており、慢性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、慢性腎不全、先天性腎尿路異常、その他の腎尿路疾患の診断・治療をおこない、学校検尿、3歳・幼児検尿での尿異常者の千葉市及びその周辺地域の精密検診指定機関となっています。千葉市周辺のみでなく、千葉県内の他医療機関からのご紹介も多く、千葉県一の小児腎臓病の患者数を診療しています。慢性糸球体腎炎(特にIgA腎症、紫斑病性腎炎、膜性腎症、膜性増殖性腎炎、半月体形成性腎炎、膠原病関連腎炎など)、ネフローゼ症候群は優秀な治療成績を挙げており、エビデンスに基づいた最新の治療と経験的治療を融合させ、お子さんの将来に不利益とならない治療を目標としています。また腎不全医療としては、透析センターが併設され、血液透析、血漿交換、腹膜透析(CAPD)が可能です。
2)夜尿症、起立性調節障害(午前中の立ちくらみや気分不快、朝起きられないなど)、頭痛・腹痛など、小児の自律神経系の疾患の診療も行っています。 当院隣接の県立仁戸名特別支援学校と連携し、不登校にも対応しています。
3)重症心身障害児者病棟120名を受け持ち、短期入所、一般病棟でのレスパイト入院も行っています。
2)夜尿症、起立性調節障害(午前中の立ちくらみや気分不快、朝起きられないなど)、頭痛・腹痛など、小児の自律神経系の疾患の診療も行っています。 当院隣接の県立仁戸名特別支援学校と連携し、不登校にも対応しています。
3)重症心身障害児者病棟120名を受け持ち、短期入所、一般病棟でのレスパイト入院も行っています。
2022年度 小児科診療実績
2022年度 入院実績
(重症含む)
疾患名 | |
ネフローゼ症候群(初発) うち、ステロイド感受性 ステロイド抵抗性 |
11例 8例 3例 |
ネフローゼ症候群(再発) うち、リツキシマブ投与6例 |
25例 |
IgA腎症(初回、non-IgA腎症含む) | 16例 |
IgA腎症(追加治療または生検) うち、扁桃腺摘出+パルス療法4例 |
7例 |
菲薄基底膜症候群 | 6例 |
紫斑病性腎炎 | 10例 |
膜性腎症 | 1例 |
膜性増殖性腎炎(C3腎症含む) | 2例 |
ループス腎炎 | 3例 |
巣状分節性糸球体硬化症 | 2例 |
ANCA関連腎炎、抗GBM抗体腎炎 | 1例 |
その他の腎炎(Alport症候群含む) | 2例 |
慢性腎不全 | 2例 |
先天性腎奇形(膀胱尿管逆流症含む) | 4例 |
尿細管間質性腎炎ぶどう膜炎 | 1例 |
起立性調節障害 | 3例 |
高血圧 | 1例 |
成長ホルモン分泌不全性低身長症 | 1例 |
2022年度 腎生検例
疾患名 | 初回 | 追跡 |
IgA腎症(non-IgA腎症含む) | 16例 | 7例 |
紫斑病性腎炎 | 2例 | 7例 |
微小変化型ネフローゼ症候群 | 4例 | 2例 |
巣状分節性糸球体硬化症 | 1例 | |
膜性腎症 | 1例 | |
膜性増殖性腎炎(C3腎症含む) | 1例 | |
尿細管間質性腎炎 | 1例 | |
Alport症候群 | 1例 | |
ANCA関連 or 抗GBM型腎炎 | 1例 | |
菲薄基底膜症候群・その他 | 12例 | |
ループス腎炎 | 3例 | |
合計 | 59例 |
小児科常勤医・小児腎臓科研修医師の募集について
当院小児科では小児腎臓を専門とする医師、または、腎臓研修を希望する医師を常勤医師として募集します。出身大学・医局の有無を問いません。当科は千葉県最大の小児腎臓病の専門病院であり、症例数が豊富です。腎病理専門医・腎臓内科との病理カンファレンスが毎週あります。乳児の腎不全以外の腎疾患は全て経験できます。すでに腎臓を専門としている医師にとって、症例が豊富で納得のいく診療ができます。これから腎臓専門を目指す後期研修医の方にも、多くの疾患を経験でき、腎臓専門医から十分な指導が受けられます。学会・研究会に演題発表し、論文投稿も行い、最終的には、日本腎臓学会専門医取得を目標とします。小児の腎臓病に興味のある先生方のご連絡をお待ちしております。重症心身障害児者診療を行っており、小児神経専門医師も募集します(研修は不可)
小児科常勤医の募集人数・時期
募集人数:1名 募集時期:2024年4月(2023年5月現在。状況が変わる場合もあります。)
採用時期については、相談に応じます。当院の見学・相談は随時受け付けます。
当院小児科の診療/研修内容
(1)小児腎疾患入院患者の担当(主治医として)
(2)特に小児腎臓病一般(学校/幼児検尿、糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全、透析まで)について、指導医(金本、鵜野)の下で担当し、小児腎臓外来も担当する。
(3)学校/幼児検尿異常者の外来、3歳児腎エコー検診
(4)超音波(外来含む)、腎画像検査(IVP,VCUG, RI,CT,MRI)の担当
(5)腎生検術者(年間15件前後)および腎病理カンファレンス(毎週)の担当
(6)多施設共同研究・臨床試験への参加
(7)学会・研究会での発表(年2回以上)、論文発表(1年1編以上を目標)
(8)重症心身障害児病棟診療
連絡先
小児科医師金本 kanemoto.katsuyoshi.az@mail.hosp.go.jp
求人担当 管理課給与係長
守屋 moriya.tomomi.eu@mail.hosp.go.jp
TEL: 043-261-5171
FAX: 043-268-2613