腎臓内科医師募集
はじめに
腎臓内科では、当院が存在する千葉市のみならず千葉県全域の腎疾患医療を支えるという責任感を持ち、これまで多くの腎疾患患者さんの受け入れをしてきました。そして、確実な診療実績を積み重ねてきたことで(診療実績)、近隣医療機関より年々より多くの患者さんをご紹介いただいており、当院で臨床を行う先生方には十分な臨床経験を充実した環境の中で積んでいただけるものと考えています。後期研修を希望される先生方におかれましては腎臓専門医・指導医、透析専門医・指導医、糖尿病学会専門医・指導医も複数名在籍しこれらの学会の教育認定施設でもありますので、専門医取得まで十分な教育がなされます。また、すでに専門医を持っている先生におかれましても、これまでの経験を更に発展させる形で臨床・研究・教育で活躍していただける場を提供できるものと考えております。令和3年度現在、計8名の常勤医師が当院腎臓内科で勤務していますが、腎臓内科に在籍している医師は出身大学や出身大学院、医局(属していない医師も多い)も多様であり、門戸を広くし、今後も全国から集まったやる気のある若い先生方とともに腎疾患医療の充実に向け更に前進していけることを願っています。(問い合わせ先)
当科のヴィジョン
日本で最高レベルかつ丁寧な腎疾患医療を提供し、信頼されるチームとなると共に、将来の日本の腎疾患医療を背負っていく若手の育成とする。
診療・研究について
様々な医療関係機関との連携を拡充しており、検尿異常、慢性腎炎症候群、ネフローゼ、急速進行性腎炎、急性腎障害、そして糖尿病性腎症等の受診患者数は毎年増加傾向にあり、その診断のために施行される腎生検数は当腎臓内科だけで年間150-220件程度に上ります(他にも当院には小児科での腎生検、外科での移植腎生検もあります)。国内には少ない腎病理医も在籍していますので、毎週合同の病理カンファレンスを行い、病理医とともに各症例の病態を深く考察していることも魅力の一つです。しっかりした病態の把握に基づいて適切な治療を行っていきます。その他、教育入院システムの充実も図るとともに、様々な医療関係機関との連携を拡充しながら腎疾患重症化予防に取り組んでいます。ネフローゼや急速進行性腎炎、急性腎障害などの緊急性の高い腎疾患の紹介も多く、腎病理医と主に診断まで至るスピードは国内屈指です。また当院では腎臓内科は糖尿病・内分泌内科と連携を密にして診療に当たっており、とりわけ糖尿病性腎症の重症化予防は当科の大きなテーマとなっています。CKD重症化予防については社会的活動も幅広く行っており、院内の日常診療だけでなく社会活動にも広く目を向けていただく機会も持ってほしいと願っております。なお、日々の臨床では、当院就職後は可及的速やかに十分な教育・指導サポート体制のもと入院症例は主治医として担当していただくとともに、外来も予約外来や新患外来をご担当頂くことになります。
腎不全医療においては、当院では血液透析・腹膜透析を行うことができます。バスキュラー・アクセス作製手術や腹膜透析カテーテル挿入術、あるいはこれらのトラブル対処のための手術は当腎臓内科で行っていますので、手術の経験もしっかりした指導の下で十分に積んでいただくことができます。1年過ぎた頃には一人ですべて対処できるようになっているものと思います。更に腎移植医療については、2019年より当院での移植手術は行わないこととなりましたが、千葉大学等の近隣医療機関と連携し、移植前のドナー・レシピエント評価を行うとともに、これまで当院で行われた腎移植症例については外科と協力し診療を行っていきますので、腎移植医療についても経験を積むことができます。
当院では研究の実践も重視しています。より謙虚により深く医学について考え、未来のよりよい医療をめざし思考する事は医師にとって重要な責務と考えています。そこで研究の素養も延ばしていけるよう教育に当たっています。若い先生方の論文・学会発表等も積極的にサポートしていきます。これまでに多くの発表が国内・海外においてなされるとともに、欧文誌、和文誌に学術論文も掲載されています。また公的な研究にも多く関わり、新たな医療の開拓に積極的に取り組んでいます。
研究業績腎不全医療においては、当院では血液透析・腹膜透析を行うことができます。バスキュラー・アクセス作製手術や腹膜透析カテーテル挿入術、あるいはこれらのトラブル対処のための手術は当腎臓内科で行っていますので、手術の経験もしっかりした指導の下で十分に積んでいただくことができます。1年過ぎた頃には一人ですべて対処できるようになっているものと思います。更に腎移植医療については、2019年より当院での移植手術は行わないこととなりましたが、千葉大学等の近隣医療機関と連携し、移植前のドナー・レシピエント評価を行うとともに、これまで当院で行われた腎移植症例については外科と協力し診療を行っていきますので、腎移植医療についても経験を積むことができます。
当院では研究の実践も重視しています。より謙虚により深く医学について考え、未来のよりよい医療をめざし思考する事は医師にとって重要な責務と考えています。そこで研究の素養も延ばしていけるよう教育に当たっています。若い先生方の論文・学会発表等も積極的にサポートしていきます。これまでに多くの発表が国内・海外においてなされるとともに、欧文誌、和文誌に学術論文も掲載されています。また公的な研究にも多く関わり、新たな医療の開拓に積極的に取り組んでいます。
研修の充実・更なる自己研鑽に向けて
我々は「日本で最高水準の腎疾患診療を行う病院」を目標に日々の臨床、研究、そして若手の教育に力を注いでいますが、さらに質の高い医療を目指すためには志の高い先生方の力が不可欠と考えています。そこで、腎疾患症例について十分に満遍なく臨床経験を積めるように診療実績の充実を図ってきたとともに、カンファレンスなどを通じて更に学んでいただけるよう研修プログラムを充実させてきました。 現在行っているカンファレンスは以下のとおりです。
毎週
・腎臓内科入院症例検討会
腎臓内科に入院している症例(外来症例も場合によっては含む)の検討会
・腎病理カンファレンス
腎臓内科、アレルギー科、小児科の腎生検症例を腎病理医とともに検討
・腎病理若手勉強会
上記の病理カンファに加え、ディスカッション顕微鏡を用い、 臨床病理診断部長北村先生が若手医師のみに贈る腎病理の勉強会
・透析カンファレンス
血液透析・腹膜透析症例の検討会
・Journal Club
論文抄読会 隔月 ・外部からの講師を招いての症例検討会
隔月
外部からの腎病理医を招いての病理検討会
年2回
外部講師による院内講演会(千葉東病院腎臓内科特別講演会)
毎週
・腎臓内科入院症例検討会
腎臓内科に入院している症例(外来症例も場合によっては含む)の検討会
・腎病理カンファレンス
腎臓内科、アレルギー科、小児科の腎生検症例を腎病理医とともに検討
・腎病理若手勉強会
上記の病理カンファに加え、ディスカッション顕微鏡を用い、 臨床病理診断部長北村先生が若手医師のみに贈る腎病理の勉強会
・透析カンファレンス
血液透析・腹膜透析症例の検討会
・Journal Club
論文抄読会 隔月 ・外部からの講師を招いての症例検討会
隔月
外部からの腎病理医を招いての病理検討会
年2回
外部講師による院内講演会(千葉東病院腎臓内科特別講演会)
女性医師のキャリアサポート
女性医師が働きやすい環境作りを目指しています。産前・産後の産休や子育て時期における当直業務等の免除の制度を利用していただき、子育てをしながら勤務し続けることのできる環境も整備しています。実際に、産前・産後を含め勤務を続けてこられた女性医師も複数名いらっしゃいます。また、病院建物内に保育所(小学校入学時まで)を設置しておりますので、復職後も子供のすぐ近くで安心して勤務してもらえることも魅力です。
最後に-メッセージ-
当院で腎臓内科医として、千葉県(日本)の腎疾患医療を担うべく勤務してみたい、キャリアアップを図りたい、あるいは腎臓内科の後期研修として質の高いトレーニングを積みたいと考えている先生方には是非、気軽に見学に来て頂きたいと考えていますので、下記にご連絡ください。
担当責任者:腎センター長・統括診療部長 今澤俊之
担当責任者:腎センター長・統括診療部長 今澤俊之